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Channel: ボザール・デザインビューロー
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懐かしき庭-その11-

グリザイユ絵付けが終わったら、もうひとつ別の種類の絵付けがある。通常日本ではシルバーステインと呼ばれている絵の具を使うのだが、フランス語ではジョーヌダルジャン(jaune d’argent)、”銀の黄色”という意味、文字通り銀を使って黄色を発色させる。グリザイユのように絵の具がそのままガラスに焼き付くのではなく、銀とガラスの化学反応によりガラスが黄色に染まる。 シルバーステインとは?...

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懐かしき庭-その12-

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懐かしき庭-その13-

伝統的ステンドグラス技法では、組み立てに鉛製の桟を用いる。鉛は、その柔らかさ故に加工性に優れるだけでなく、耐候性や価格の条件も合致して、千年前のステンドグラス起源から現在まで変わらず利用されている。 組み立て...

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懐かしき庭-その14-

ステンドグラスをどれほど正しく組み立てたとしても、それだけで十分な強度を持たせることはできない。鉛桟の寿命が尽きる100年後までそのままの姿を保つには”補強”が必要だ。 補強...

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懐かしき庭-その15-

伝統的ステンドグラス技法で用いる鉛桟は、多少別の金属を混ぜることもあるが、基本的に鉛だけで出来ている。しかし1990年頃、その芯の部分に真鍮製の薄い板を仕込んだものが現れた。その板があまりにも薄く頼りないものに見えたので、鉄製の補強棒に代わるほどの強さがあるとは思えず、しばらく手を出さなかった。...

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花・水・木-その1-

新しい仕事がスタートした。公共施設の外塀にアーティスティックなガラスを嵌め込み”彩りの壁”にしようという計画だ。...

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花・水・木-その2-

少々乱暴な言い方を許してもらうなら、施主に提出した原画は目安にすぎない。特にフュージング作品の場合その傾向は強くなる。全体のコンセプトは守るが、細部のデザインを考えながらより良いものを目指して制作は進んでいくものだし、焼成後のガラスは色も形も予測以上に大きく変わることがあるからだ。施主の期待を良い意味で”裏切る”のも有だと思う。...

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花・水・木-その3-

電気炉には5段まで棚を重ねることができる。しかし今回は作業の進め方を考慮して一度に3段ずつ焼くことにした。 焼成温度790℃設定で試し焼きをしてみたら、僅かにガラスが溶けすぎたので本焼きは780℃に設定する。...

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花・水・木-その4-

自分の頭の中にある想像だけで作品を創ることはできるだろうか? もちろんそれは可能だけれど、建築物と一体化するステンドグラス作品ならば、現地を見ないということが致命的なデザインミスに繋がる恐れがあると思う。だから僕はデザインをする前に必ず現地を訪れて、その土地の気候や風景はもとより、人々の暮らしぶりや食べ物、陽光の強さ、流れる風の音と匂い、そんなものを体全体で感じて工房に持ち帰るようにしてきた。...

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花・水・木-その5-

通常のステンドグラスの制作は建築と似ている。最初にしっかりとした設計図を描いたら、出来上がりの様子はかなり正確に予測できる。エッチングや絵付けなどの加工作業が入る場合は少々事情が変わってくるけれども、それでも設計図の範囲内で収まることはまず間違いがない。...

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